1895年から2003年の108年間に録書された65人のピアニストによるショパン競演集「ロマンティック·ショパンの一世紀」（第3回）（輸入盤4枚組CD Marston 54001－2）

摘要

「ロマンティック·ショパンの一世紀」はCD4枚組セットで，65火のピアニストが登場する．前号までに38人のピアニストが登場した．CD－3はピアノ協奏曲第2番ヘ短調一第2楽章と舟歌に続いてマズルカが8曲収録されている．マズルカ第5番変ロ長調作品7－1はアレクサンダー·プライロフスキー（1896－1976）が弾いている．彼はポーランドの血をひくキエフ生まれのピアニスト　第1次世界大戦後にショパン·チクルスを開いて全作品を演奏した，ここに収録されたのは1927年ドイツ·ポリドールの78回転録音．マズルカ第21番嬰ハ短調作品30－4はジョセフ·ヴィラ（1948－1995）が弾いている．彼はジュリアード音楽院で学んだ後アラウとホフマンの弟子だったオルガ·バラピーニ（1900ー1980）に師事した．この録音は1995年ニューヨークのジェシー·ノーマン邸で行われたプライヴュート演奏会での録音．この演奏会の直後に世を去った．享年47嵐　マズルカ第22番嬰ト短調作品33－1はルブかコレッサ（1902－1997）が弾いている．この女流ピアニストはウクライナのルヴイヴの生まれ　2歳の時ウィーンに移りザウアーについた．オイゲン·ダルベルトも彼女に影響を与えた．1940年にカナダに移住，教師として演奏家として活躍．1936年ドイツElectrolaに録音した未発売原盤からの復刻．