水槽付消防ポンプ自動車I-A型隊員にやさしいタンク車その秘密は徹底的な効率化にあり

摘要

佐久広域連合消防本部は、平成28年3月8日に小諸消防署の水槽付消防ポンプ自動車I-A型を更新配備した。小諸市は戦国時代から続く城下町であ り、狭隘路が非常に多い。しかも同車は火点直近車両のため、なるべくコンパクトにすることは新車両を製作するうえでの大前提だったが、同本部管内には上信越自動車道や中部横断自動車道も走っており、水槽容量を先代車両（1500L）以下にすることは考えられない。そこでベースとなるシャーシは車両総重量111級とし、さらにホイルベースを250mm短縮することで小回り性能を向上させ、狭隘路の問題をクリアした。車両総重量は仕様書に記載された11tを1000kg以上も下回る9650kgにまで軽量化している。