設計·施工プロセスにおける構造BIMの活用

摘要

清水建設では、発注者、設計者、施工者が短時間で合意形成に至るに有効なツールとして、2005年ごろから自華開発の3D－CADソフトを利用してBIMに取り組み、2009年ごろには市販ソフトも利用できる環境が整った。設計部門では、意匠設計がArchiCAD、構造設計がRevit、設備·電気設計がRebroを利用し、施工部門では、設計部門で活用されているソフトに加え、RC系のJ-BIM施工図CAD、S系のKAPシステム、TEKLA等、各々メリットを出せるソフトを活用している。構造設計におけるBIMの活用は、構造計算モデルを利用して短時間で構造BIMモデルを作成し、二次元CADと同様な構造図を書き出すことも可能な段階に入った。