機構部品のFTAにおける構造化知識の効果的活用

摘要

社内の過去の資料（FT図·失敗事例·基準書など）を利用してSSM知識を作成し，一元管理することによって，解析内容に応じて知識を様々な部署に水平展開することができる。 また，SSM辞書の構築によって故障解析に知識を漏れなく無駄なく再利用することができる。 当社では過去の不具合発生事例をもとに再発防止データベース作って運用をしていたが，これらを現在SSMに切り替えることを実施中である。 既存の事例をSSM化することによって，毎回のチェック時に必要な事例のみが検索可能となり，現在の検索·チェックに工数がかかるという欠点を改良できる見込みである。 今後は上記データベースをSSM化した後に,既存のFT図についてもSSM化していくことによって,FT図，FMEAの作成支援に活用可能となるため，順次SSM化に取組んでいく予定である。