黄疸

摘要

総ビリルビンが10 mg/dl以上の場合，どのような病態を考えるか？右心不全I慢性肺梗塞I敗血症I悪性腫瘍による閉塞I慢性B型肝炎の急性増悪I腎機能障害の合併な ど.急性胆管炎の急性期症状は黄疸+右上腹部痛+発熱が典型的である」の真偽は？ いわゆるCharcotの三徴を満たすのは半分以下であり，意識障害や食思不振など，非特異的症状のみ の±昜合もあることに注意する. 浸潤性肝疾患を疑う場合，黄疸以外の手がかりは？粟粒結核—発熱，浸潤型胆管細胞癌—肝内胆管のわずかな拡張(腫瘤が描出されないことが多い)， Hepatosplenic T eell lymphoma—肝脾腫