喘鳴?呼吸困難

摘要

上記である程度鑑別診断を絞ったら，次は発熱 があるかどうかでアプローチが異なる.呼吸に限 らず，一次診療で遭遇する小児疾患の多くは感染 症である.発熱がある場合，年齢ごとに頻度の高い気道感染症を念頭に診察する.4力月?2歳ま でで最も頻度の高いものはRSウィルスによる急 性細気管支炎である.鼻翼呼吸，陥没呼吸，シー ソ一呼吸，意識障害など，中等度以上の呼吸促迫 を認める場合には病院小児科への紹介が必要であ る.SpO_2測定が可能な場合には95%を目安とする.