ガラスチョップドストランドマット用バインダーのFRPへの応用

摘要

プラスチック系材料は成形性が優れた軽量な材料であるが，工業材料として使用しようとすると，鉄鋼材料やコンクリート材料に比べ機械的特性が低いという欠点がある。 1930年代，安価なガラス繊維と成形性に優れた不飽和ポリエステル樹脂が開発され，不飽和ポリエステル樹脂をマトリックスとしガラス繊維を補強材とした繊維強化プラスチック（FRP：Fiber Reinforced Plastics）が米国を中心に実用化され，軽量な工業材料として一躍注目されるようになった。