燃料電池自動車向け70MPa水素ステーション

摘要

大陽日酸は，燃料電池自動車の本格普及に欠くことのできない70MPaの水素ガスを充てんすることを可能とするディスペンサーの独自開発を行うとともに，水素ステーションの全体システムを開発，実用化技術を確立した。 現状，国内の水素ステーションの燃料電池自動車への最高充てん圧力は35MPaで，その走行距離はガソリン車に比べて相当短いという問題点がある。 燃料タンクの容積を変えずに燃料電池自動車の走行距離を延ばすためには，35MPaよりも高圧の水素ガスを燃料電池自動車に充てんする必要がある。