日産商用車の新時代を拓く1.5～2トン積小型トラック誕生！

摘要

日産自動車はこのほど，1.5トン積小型トラック·アトラス10を15年ぶりにフルモデルチェンジ，「アトラスF24」（以下F24）の名で発売した。日産では1995年以来，アトラス1.5トン積を自社生産，2～3トン積をいすゞ自動車からのOEMで販売してきた。だが小型トラック市場は2トン積クラスの販売比率が高いことから，今回はこのクラスに，特に平ボデー，バンなど軽量車を中心に自社生産車F24で再参入するとともに，F24を日産商用車の市場拡大の尖兵に位置づけている。 またF24は全車GVW5トン未満で，新免許制度における新普通免許で運転できる。 F24は日産が既に西ヨーロッパ市場に投入している2トン積「キャブスター」の兄弟車であり，開発に際しては，日産と日産ディーゼルの合弁企業である日産ライトトラックが設計，実験などを担当するとともに，デザインは日産と日産ディーゼルが共同で行った。 また車両の生産はディーゼルエンジンを含めて，日産から日産ディーゼルに生産委託されている。 ここでは日産自動車，日産ライトトラック，日産ディーゼル工業の開発担当者に，F24の特徴や開発の経緯などをお聞きした。