海外半導体製造装置メーカー回復の深層－凋落から天上へ！再び走り出す体力を持つのは

摘要

海外半導体製造装置メーカーの売上は，03年3月期を底に上昇に転じた。 ただしApplied Materials (AMAT)は，03年10月期が底だった。 いずれにしても，03年6月以降，AMATなどで大幅な回復基調がみられる。 表1，図1に年度ごと，表2および図2に四半期ごとの売上額推移を示す。 なお本稿では，米国製造装置メーカーの回復力を見るとともに，東京エレクトロン(TEL),アドバンテストなどについても比較対象として触れる。 さて，半導体製造装置メーカーの回復力は生半かではなく，TELに至っては，03年第1四半期/03年第3四半期は約3倍という成長に至っている。 しかし回復の遅い企業もある。 AMATは，決算期のズレと米国市場の立ち上げりの遅さから，年度で見るとTELやASMLに比べて立ち上がりは遅くなった。 また製品構成からも膜形成装置が中心で，リソグラフィ装置がない点もズレの原因となったようだ。