SEAJ半導体·LCD製造装置の需要予測を発表－半導体製造装置市場は05年度に1兆6586億円規模

摘要

日本半導体製造装置協会(SEAJ)は，01年度～05年度の半導体·LCD製造装置の需要予測を発表した。 現在，半導体の稼働率は急速に回復しており，最先端分野ではフル稼働に近い状態となっているが，01年度の国内半導体メーカーの業績は大幅な赤字を余儀なくされた。 02 年度は黒字に転換する見通しとなっているが，半導体部門は，赤字を免れない可能性も十分ある。 設備投資は01年度に大きな調整局面を迎えたが，02年度も各社の収益性に不透明感があり，マイナス成長となると予測される。 03年度以降は回衝こ向かうものと思われるが，05年度はデバイス市場に再び調整局面が訪れると見込まれるため，再度マイナス成長を予測している。 国内デバイスメーカー各社がリストラのために生産拠点の統廃合を推し進め，DRAM生産から撤退し，コアのビジネスに特化する戦略を打ち出しているため，縮小均衡が図られると思われる。03年度からは300mmの量産投資が必要になるため回復が期待されるが，05年度の市場規模は00年度レベルには達することが出来ないと予測している。