中国の新マシン稼働に先駆けて上昇する米国古紙の輸出価格

摘要

中国を主な仕向け先とする米国のアジア向けOCC輸出価格は、中国の旺盛な需要に牽引され12月1日からt当たり5㌦上昇した。今回の値上がりは06年7月以来の現象である。「現在の情勢は、すべて中国の影響だ。この状況は中国が自ら引き起こしたものだし、OCCの市況も同様である」と東海岸の某古紙業者が指摘している。さらに上級脱墨新聞古紙（ONP No.8）の価格も6ヵ月連続で変動が続き、カリフォルニア州からの輸出価格は売り手港渡しで平均2㌦上昇して100～120㌦に、東海岸主要港積みも5㌦アップの100～105㌦に達した。