合理化効果を帳消しにした売価ダウン

摘要

前号の「R&D情報」に引き続き、製紙関連企業の第2四半期（4〜9月）業績からハイライトを紹介する。なお5頁には各社の経常増減益要因を一覧表の形式でまとめてあるので、前号掲載分と併せ参考にしてほしい。毎度のパターンと言わなければならないのは残念だせ、この表を見る限り当期もまた合理化・コストダウンの努力が、製品販売単価の下落や円安などに伴う原燃料費の上昇で相殺されてしまっている（以下、特記しない限り数値はすべて連結ベースで、%表記は対前年同期比増減率)。