相次ぐ工場閉鎖の効果で改善に向かう北米出版用紙市況

摘要

北米中質コート紙大手3社のうち2社が、需要低迷と供給過剰、低収益で相次いで設備閉鎖に踏み切り地均しをを行った結果、11月に値上げを実施する。口火を切ったのは北米第3位のUPMで、10月6日に文書で需要家にNo.4とNo.5の中質コート紙を11月1日からt当たり40〜60_ル~ド値上げすると通告した。その3 日後には第2位のレゾリュート•フォレストプロダク ツがUPMの半額に相当する値上げを発表した。 UPMの値上げ幅はNo.5『UPM コート』と『UPM コート•プラス』が60_ル~ド、No.4『UPM コート』と『UPM コート•プラス』が40_ル~ド。またレゾリュートは『レゾリュート•グロス•プロダクツ』が30_ル~ド、『レゾリユート•ブライト76』、『レゾリユート•ブライト80』、『レゾリユート•ブライト84』をそれぞれ20_ル~ドずつ上げる。一方、カタリスト•ペーパーはRISIの能力調査によれば年産23万6,000t(シェア7.4%)で北米第6位のメーカーだが、翌日レゾリュートと同調し『エレクトラコート』を30_ル~ド、『エレクトラコート•ブライト』と『パシフィコート』をそれぞれ20_ル~ドずつ上げた。