反動減が縮小、人手確保の競争激化

摘要

経産省はこのほど、4〜6月期における全国各地域別の経済産業動向を取りまとめた調査結果を公表した。それによると景況判断は近畿地方で上方修正、関東•東海•中国の3地方で据え置き、その他の6地方で下方修正となった。全体的景況判断は前期から下方修正しつつも、「消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減で一部に弱い動きも見られるが、持ち直しが続いている」と総括した。この調査は、全国10の地方経済産業局またはそれに代わる行政機関せ、管内の企業を対象に業況、生産、設備投資などの経済動向を把握するため、4半期ごとにヒアリングなどを実施し、その結果を集約•分析したもの。今年4〜6月期の調査は5月23日〜6月27日に実施され、全国826社から回答を得た。最初に調査結果の全体的傾向から紹介する。