SKGを軸にさまざまな再編の可能性がある北米段原紙業界

摘要

米国の大手段原紙メーカー2社がそれぞれ役員会議場を移転したことについて、ヴァーティカル•リサーチ•パートナーズのアナリスト、ディロンとアームストロング両氏は「段原紙業界で将来的なM&Aの可能性を示唆する動きだ」と評価する。スマーフイット•カッパ•グループ(SKG)は10月下旬、ステッコとメンコフ両氏がそれぞれ7年と13年の勤続を終えて退任したと発表。ステッコ氏はパッケージング•コープ•オブ•アメリカ(PCA)の前CEOで、現在は同社の会長職にある。一方、メンコフ氏はマディソン•ディアボーン•パートナーズの創始者兼共同CEOで、かつPCAの取締役を務める。他方、ヴァーティカル•リサーチ•パートナーズによれば、この8月に「健康上の理由」で退任したはずのキャプストーン•ペーパー&パッケージングのストーン氏(80歳)が会長職に復帰した。