中国の白板紙事業から撤退

摘要

インターナショナル•ペーパー(IP)は、中国の山東太陽ホールディングス(HD)と展開していた塗工白板紙の合弁事業から撤退、併せてアジアの製函事業も戦略的な選択肢に取り入れている。IPと太陽紙業は2006年に山東省で合弁事業を開始し、4台のマシンで合計年産能力140万tの工場を建設した。IPは10月8日、1億4,900万元または2,300万ドルの現金をアイボリーボードの合弁事業株式55%と引き換えに受領した。次いで4億ドルの未払金を貸借対照表から除却する。この取引は向こう6ヵ月以内に完了の見込みだが、中国政府の承認を含めた合弁解消条件の合意が課題として残っている。IPは合弁事業売却の結果、7～9月期決算上で税引前のネット非現金資産を約2億ドル除却する見込みだ。