国内は水面下、外貿コンテナは微増

摘要

本誌前号では日通総研のリポート「2015·2016年度経済見通し」を取り上げたが、そこでは日本の実質GDP成長率を15年度=+1.1%、16年度=+1.4%と予測していた。このマクロ予想を踏まえ、日通総研は貨物輸送の見通しについて国内輸送量の2015年度が△0.2%、2016年度が△0.4%と連続微減を予測。また国際貨物輸送のうち主力の外貿コンテナ貨物は、2015年度に△3.4%と落ち込むものの、2016年度は+1.3%伸長するとみている。以下、国内•国際に分けて2015～16年度の貨物輸送見通しを眺めてみる。