ニユースフアイル

摘要

日本製紙が富士工場に建設を進めていたセルロースナノフアイ バー（=CNF)強化樹脂の実証生産 設備力、このほど完工し稼働を開 始した。CNFは、ポリプロピレンやポリ ェチレン、ナイロンなどの樹脂へ の混練により、樹脂を高強度化す る新素材として自動車、建材、家電 などでの利用が期待されている。 日本製紙は、京都大学を拠点とす る新ェネルギー•産業技術総合開 発機構（=NEDO)のプロジヱクト に参加してCNF強化樹脂の開発 に取り組んできた力ガ、同設備はそ こで得られた知見をもとに年間 101以上のCNF強化樹脂を製造す る。今後は、さらなる量産化を目指 した製造技術を確立し、自動車産 業のほか幅広い産業へのサンプル 提供を進めて、用途開発を加速さ せる。