全印工連と日紙商が連名で要望書を作成メーカーは値上げの「十分な説明を」

摘要

全日本印刷工業組合連合会(全印工連:組合員数4,547社、臼田真人会長）と日本洋紙板紙卸商業組合（日紙商：組合員数348社、柏原孫左衛理事長)は昨年12月、「印刷用紙値上げへの対応に関する要望について」と題した要望書を連名で作成、製紙メーカーおよび紙販売代理店の代表者宛てに送付した。両団体が連名で要望書を出すのは、今回が初めて。ともに中小企業を主な構成メンバーとする両団体は、かねて今回の大幅値上げに強い危機感を抱いており、メーカーや代理店に対して「ェンドユーザーへの十分な説明責任」を果たすよう求める声が強まっていた。なお今回の共同要望に先立ち、両団体はそれぞれ別個に行動を起こしている。