暮らしのカイゼン手帖妻と夫の問題解決思考

摘要

本屋さんで「それでも夫をあきらめない、夫婦70年時代のバイブル！」という帯のコピーにつられて購入し、『夫のトリセッ』という本を読みました。脳科学•AI研究者の黒川伊保子さんが書かれたもので、40万部を超えた大ヒット『妻のトリセッ』の続編だそうです。黒川さんの主張では、脳科学から読み解くと男性脳と女性脳には大きな違いがあり、その違いが夫婦のいざこざの原因であるということです。男性脳は「すみやかな問題解決と結論」が気持ちよいとチューニングされており、相手の話を途中で遮ってでも「すみやかな問題解決」をしょうと試みる。女性脳は「細やかな察しと共感」が重要とチューニングされていて、「わかる、わかる」と共感してもらえることで過剰なストレス信号が沈静化するという機能がある。そしてこの違いから、妻がPTAの愚痴を言うと「嫌なら、やめればいいじやん」「そんなこと言うくらいなら、なんで役員なんか引き受けたんだ？」と返した夫が、「優しさも誠実さもない、わかってくれないひどい人」となってしまうそうです。