第35回一眼レフカメラとデジカメそれぞれがくれたプレゼント

摘要

40数年前に一眼レフのカメラを父親から買ってもらい、写真の撮影に夢中になりました。写真を撮るだけでなく、フィルム現像から印画紙に焼きつけ、仕上がった写真をコンテストに出して評価を得るという一連の楽しみもありました。特に、筆者が属していた写真クラブの例会では、先輩方の喧々諤々の指摘を受けて落ち込んだり、逆に奮起して「来月はもっと褒めてもらい賞を取るぞ！」と意気込んだりして、楽しく取り組んでいました。当時、フィルムや印画紙など写真の部材はとても高価で、簡単に撮影できる状況ではありませんでした。1枚の写真のために、シャッターを1回押すにも勇気がいったものです。そのために、フイルムを入れないで撮影する「空シャッター切り」を何度もやりながら、フレームワークやシャッタチャンスを狙う訓練を重ねていたことを思い出します。