デジタルカメラを用いた土運船積載土量検収システム

摘要

本システムは土運船の積載土量を高精度かつ効率的に計測することを目的として1998年から開発（株式会社本間組と共同開発）に着手し、これまで3工事に導入した。本システムは、写真測量技術であるステレオ画像計測原理を用いて土運船積載土量の計測を行うものである。すなわち、船倉上方に2台のデジタルカメラを設置してステレオ画像を撮影し、この画像をパーソナルコンピュータを用いてステレオマッチング処理を行い土砂表面の三次元形状を求め積載土量を算出する。本稿では、計測原理、システム概要、導入効果について紹介する。