有害物質を含む海底土砂の浚渫・運搬・施工管理システムの研究（平成19年度）

摘要

ダイオキシン類を含む海底土砂の渡深・運搬・施工管理について適切なシステムが求められている。改善ないし新規提案された各種のグラブ枠を評価、集約し、汚染底質をグラブ浚渫する際、汚濁拡散を完全に防止できると思われる新たなグラブ枠のイメージを明らかにした。また、国土交通省における底質ダイオキシン類対策について、摂取経路を遮断することを対策の基本とする等の基本的考え方を紹介した。さらに、施工性に優れ、高含泥率の浚渫ができるグラブ浚渫について、環境対応型グラブの事例をレヴューした。