ヒ一リソグ·スポット

摘要

2018年新春，初参り。改めて神仏に交通の安全を祈る。この思い.いつの世も変わりない。とは言え.実在 する危険のみならず認知し辛い不確かな事故のリスクにまで対処できてこそ.その願いは叶うというもの。先々 起きるかもしれないその事故の危険へ予め対処する，いわゆる予防的な道路交通安全対策には二つの大きなァ ブローチがありそうだ。一つが，ヒヤリハットや交通コンフリクトなどの分析を通じ事故発 生の予兆を炙り出す策。もう一つが，免許返納や自動運転化の促進などといった手立てを講 じ事故を生み出す道路利用者や車両のあり方に.元からたたなきやダメとばかりその大本へ 切り込む策。思うに，これら潜在的な事故の危険への取組は.既に顕在化している事故の危 険に取り組むのより様々な意味で幾倍もの力仕事になるはず。そう言えば.予防の『予』の字はのんびりとゆ とりをもってとの意味を含む。予防的な道路交通安全対策では，より息の長い辛抱強い取組が求められる。さ ても昨年末に運転免許を返納したばかりの私.今年の初夢は完全自動運転車に乗り妻といっしょに全国を旅す るあらまほしき己が姿と決まっている。どうか一日も早く.そんな時代がこの国に訪れますように。