Shadows of Silicon Valley：シリコンバレーが直面する課題：交通渋滞への対策(その1)

摘要

ベイエリアにおける通勤の大動脈であるフリーウェイが記録的な大渋滞を起こしている。ガソリン 価格の上昇ち生活費に重要な影響を与え、これまで敬遠されてきた公共交通機関ち近年は利用者か増 え、大混雑の状況となつている。ベイエリアにおける公共交通機関の利用者数に関して、以下の報告 があつた。①Caltrain (郊外向け通勤列車）：過去10年で利用者数は倍増。2006年30，000人 から2016年62,400人へ。最もよく利用される時間帯での運行では、100%以上の座席利用も ある（図1)。②BART (Bay Area Rapid Transit)：平日の利用者数は記録を塗り替える。サン フランシスコのダウンタウンを発着駅とする車両は90〜100%の乗車率（図1)。③Muni (サン フランシスコ地域の□一力ル電車）：最も市民に利用され、ここ10年で6%ほど増加。以上のよろ に公共交通機関の利用が増加しているが、本質的に車社会である米国では、公共交通の改善以上に車 の利用の仕方を変革することが、急務である。