強化学習を用いた超音波アレーセンサの指向性の最適設計法

摘要

空中や水中，金属内部，体内などにおいて，超音波を 用いた距離計測，画像情報の取得が必要となる場面は多 く，超音波素子を直線状や平面状に多数配置したアレー センサがしばしば利用される［1，2].　しかし，アレーセン サによって形成されるビーム形状は，各素子の感度，配 置間隔，応答特性などによって大きく影響される．計測 精度の向上には，それぞれの使用環境，目的に応じて， これらの属性項目に対する最適設計が求められるが，多 数の素子で構成されるアレーセンサで最適な指向性を得 るには，設計者への負担が非常に大きくなる．