統計人材の確保·育成に向けて

摘要

毎月勤労統計調査の不適切処理に端を発した問題により、政府統計の見直しが議論されることとなつた。令和元年12月には内閣官房に置かれた統計改革推進会議統計行政新生部会が「統計行政の新生に向けて〜将来にわたって高い品質の統計を提供するために〜」（以下「新生部会提言」という。）をまとめ、国民に真に信頼される政府統計の確立に向けた総合的な対策について提言を行った。これを受け、令和2年6月には「公的統計の整備に関する基本的な計画」の変更を閣議決定し、新たな取組を着実かつ計画的に推進することとした。