市町村人口の変動

摘要

2005年国勢調査による人口の速報結果が同年末に公表され、人口が100万以上（2005年10月1日現在）であった12の大都市ではすべて5年前に比べて人口が増加したが、全国2,217市町村の4分の3近くを占める1,605の市町村では人口減少となったことなどが、本誌でも既に紹介されている。全国人口の増加率が低下を続けていることもあり、人口減少の市町村の割合は、1990年～1995年に59.6％、1995年～2000年67.8％、2000年～2005年72.4％2と拡大を続けている。2000年～2005年の間で人口が増加している市町村の多くは、大都市や県の中核的な都市であるか、その周辺の市町村である。