家の再生産と結婚率・出生率: 幕末石見銀山領の宗門改帳から見る

摘要

本研究で用いた宗門帳は一時点の静態の結果のrnみであり、動態事象について直接の結果の記載がrnほとんどないが、家の構成員間の関係という静態rn情報を基にした同居児法により出生率を得る。一rn般に同居児法は時系列の出生率を明らかにするたrnめに用いられるが、本研究では調査時点に近い時rn期の平均的な出生率を得るにとどめ、このため、rn静態である有配偶率との対比が可能になり、有配rn偶出生率を計算することができる。