「国民経済計算および資金循環統計における2008SNAの導入」の概要

摘要

2016年、国民経済計算および資金循環統計において2008年改訂国民経済計算体系（以下、2008SNA)が導入される。これは1993年改訂国民経済計算体系の導入以来、実に16〜17年振りの大幅な改定であり、その実質的な内容も多岐に亘る。そこで、内閣府や日本銀行等の協力を得て、統計関連学会連合大会において企画セッションを開催した。セッションは5報告から構成される（それらの関係は次表）。以下、報告および質疑の概要を紹介する。