役所はもっと実力主義を重視すべき。さもないと、国民に役の立たない劣化した役所になるだろう

摘要

私は思いがけぬ父の早世のため進学を諦め、工業高校卒で茨城県庁に入った。組織での大学卒の優位性を横目に、自ら現場で艱難辛苦を味わいながら諸困難を克服し、国民に役立つ公共物（下水道施設など）を創造してきた。私が長年の県庁勤めで感じたことは、「地位に替えがたき人生の喜びと満足感を覚えた」ことだった。しかし、ふっと人事関係で大学卒でないことの空しさを感じた。