「湘南ふじさわ下水道」を未来へつなぐ“見える下水道”の取組み: 鵠沼東部1号貯留管築造事業におけるPR(現場見学会)事例

摘要

藤沢市は、東京からはほぼ50km、神奈川県の中央南部に位置し、南側は相模湾に面して隣接する鎌倉市、茅ヶ崎市とともに湘南海岸を連ね、北側は横浜市、大和市、綾瀬市、海老名市、寒川町に接し南北に長く、おおむね平坦な地形をなしています。また気候は温暖であり、人口は41万人を超える中核的な都市であります。藤沢市の下水道事業は、こうした地勢をもとに、昭和26年から南部地域における浸水対策事業としての現場打ち暗渠の整備、さらに生活排水対策事業としての管渠の整備に着手して以来、都市の段階的発展に歩調をあわせるように整備が図られてきました。平成12年度の21世紀初頭には、事業中の土地区画整理事業区域を除く市街化区域全域の汚水普及が達成され、藤沢市の公共下水道は市民生活に欠かすことができないシステムとして定着してきております。