増水時に活躍する煉瓦管その2

摘要

入坑箇所から約130mの地点に、石でできた階段がある。4段の階段と底部および左右の壁も石組みだ。このさらに奥はコンクリートのカルバートになっており、数十m続いている。カルバートの先で再び藍染川幹線の本流と合流するのだが、煉瓦構造物を迂回した本管はほぼ直角で交わり、かなり激しく汚水を撹拌しているそうだ。そのせいで硫化水素が発生し、ガス計は小生の私物で10ppm、同行いただいた職員のもので8ppm近い値を示した。コンクリートの壁は激しく痛んでおり、硫化水素の影響だと思われる。というわけで、ここから先には進まないことに。階段部分を手早に撮影し、帰路に着いた。