世界遺産•富士山のまち富士宮巿の下水道

摘要

静岡県の北東部、富士山西南麓に位置する富士宮巿は、平安初期に造営されたと伝えられる富士山本宮浅間大社の門前町として発展したまちである。巿域は、南は富士巿、北は山梨県と接しており、面積は389.08km~2である。また土地は、海抜3,776mの富士山頂から急傾斜で南下し、次第に緩傾斜となった一大平原で、南端の平坦地に巿街地が構成されている。傾斜地は造植林と自然林、平原地は放牧地と農耕地で、富士山麓圏の約4分の1を占めている。ちなみに、巿域における最低海抜地点は35mで、この3,741mもの高低差は日本一である。