タスカルタワー: 津波避難施設

摘要

東日本大震災にともなって発生した大津波は、三陸海岸をはじめとする広い地域に甚大な被害をもたらしました。その後、全国規模で防災の見直しが行われ、その手段の一つとして注目されたのが津波避難タワーです。フジワラ産業㈱は鉄骨式津波避難タワーの開発メーカーとして東日本大震災までに東海以西では20基を設置していましたが、津波被害の惨状を伝える報道を忸怩たる思いで見守るしかありませんでした。当社は昭和55年に設立した会社で、当初は油圧機器の保守や販売を行っていました。その後、水処理設備の開発製造に軸足を移し、後に防災設備を加えて水処理と防災を事業の二本柱とするようになりました。