創設30周年•バルトン生誕160年記念式典を開催

摘要

NPO法人日本下水文化研究会（酒井彰代表）および久保赳•バルトン記念基金管理委員会（稲場紀久雄委員長）は、同研究会創設から30周年を迎えるとともに、今年がわが国近代上下水道の父W. K. バルトンの生誕160年という節目の年に当たることを記念し、バルトン忌の8月6日に合わせて東京•千代田区の主婦会館にて記念式典を開催した。日本下水文化研究会は、前身となる下水文化研究会が「下水文化の調査研究を行うため」1986年に発足、1992年に日本下水文化研究会として改組•拡充し、そして1999年にNPO法人として新たなスタートを切り、現在に至る。この間、バルトン忌の開催や、下水文化叢書の発刊、「下水文化の振興に関する提言」「上下水道制度改革」等の発表、下水道博物館実態アンケート調査の実施、「これからの流域水循環制度」シンポジウム等の開催など、下水文化に関わるさまざまな取組みを行ってきた。記念式典では、久保赳•バルトン記念基金管理委員会の稲場委員長が同研究会の30年に及ぶ歩みと活動概要などを下水文化という側面から「下水文化研の30年及びバルトン生誕160年に当たって」と題して報告した。