これからの管路管理に求められる路面下空洞調査技術

摘要

社会インフラの老朽化が深刻な時代へと突入し、管理者はその対応•対策が急務の課題となっている。急速に加速するインフラの老朽化に対し、適確に維持管理•更新を進めていくため、点検・補修を目的とした総点検が2013年から全国で本格化し、路面下空洞調査のニーズも高まってきている。一方、近年は地震•集中豪雨といった自然災害も目立っており、被害はインフラ施設の中でも脆弱な場所に集中して発生している。国は事前防災・減災対策の視点から2014年に国土強靭化基本計画を定め、地方自治体には国土強靭化地域計画の策定が求められるようになった。国土強靭化アクシヨンプラン2015にも路面下空洞調査が盛り込まれ、その活用効果が期待されるところである。