シールド工事の地盤沈下ゼロを追求: 低突起先端混合型同時裏込め注入装置

摘要

シールド工法は、都市域における地下空間創造の切り札といわれ、地盤沈下を抑制して地上や構造物への影響を最小限にし、良質な社会ィンフラを構築しています。タックは、より安全なシールド工事とするため、シールド機に取り付けた同時裏込め注入装置(以下「本装置」、)を国内で初めて実用化し、今日の"第4世代装置"まで約40年間、改良改善してまいりました。本稿では、本装置の開発経緯、特徴、施工事例、今後の展開について述べます。