「下水道展'18北九州」のオルタナティヴテクノロジー的見方

摘要

「下水道展'18北九州」は、近年出色の下水道展でした。予告記事で「航空運賃を払っても見に行く値打ちあり」と書きましたが、会場内の充実はもちろん、多彩な併催行事には敬意を表します。テクニカルツアーも北九州コース、福岡コースに加えて中小向けのB-DASH唐津コースの設定、シンポジウムも「処理場のエネルギー自立に向けて」、「公営企業会計導入のコッ」等タイムリー、東南アジア諸都市との地道な交流の成果を物語る国際会議もありました。中国の覇権主義、韓国のダンピング受注が工事災害や借金漬け等の害毒を流している今、国も私心なき都市間交流を真剣に後押しすべきです。展示会の全貌については、すでに新聞紙上で会場レポートとして詳しく触れているので、今回もオルタナティヴの視点で気のついた点を語っていきます。