出光興産と東レ赤色蛍光素子を開発燐光同等の発光効率達成

摘要

出光興産(株)(東京都千代田区)と東レ(株)(東京都中央区)は、熱活性化遅延蛍光(TADF)材料と赤色蛍光材料を用いた有機EL素子を開発し、実用化領域に近い、世界最高レベルの発光効率46cd/Aを達成したと発表した。出光興産が発光効率と寿命を両立した新規TADF材料、東レが従来に比べて発光スぺクトル幅の狭い新規の高色純度の赤色蛍光材料を、それぞれ開発に成功したことで実現した。