米国半導体最前線: 製造業復権への道 ワイヤレス給電に注力するIDT ダイアログはアイワット部門を強化

摘要

「シェールガス革命」で安価なエネルギーを手に入れ、製造業への回帰を進める米国。これに合わせて米国半導体メーカーも動きを加速させ、近年は再び業績を拡大し、成長へのアクセルを踏み込んでいる。現地での取材をもとに、米国に本社ならびに拠点を有する企業の動向をレポートする連載の第4回は、ミックスドシグナル半導体を展開するIDT(Integrated Device Technology)とダイアログ·セミコンダクターの取り組みを紹介する。IDT (日本法人=東京都品川区上大崎2-24-9、03-5740-3101)は米シリコンバレーに本社を置き、タイミング、シリアルスイッチ、インターフェース、アナログなどの技術を用いて、ミックスドシグナル半導体事業を展開している。なかでもタイミングデバイスに関しては世界シェア26%を占めるトップ企業で、1500種を超えるタイミングデバイス製品を取り揃えている。