石原純をたすねて　第19回: 留学中・留学後の相対論研究

摘要

2年間のヨーロッパ留学を終えて1914年5月rnはじめに帰国した石原純は，5月23日付けで東rn北帝国大学教授に任命され，物理学第四講座を担rn任した（図1）．『東北大学五十年史』によると，rn彼は直ちに相対論の連続講義を2週間行い，9月rnの新学期からは，電磁場論を含む物理学各論（二rn年），物理学演習（三年），理論物理学研究（三年），rn電子論（三年）の講義を担当した（本連載第14回rn（1月号）参照）．