個人住宅太陽光発電ネットワークの現状と可能性

摘要

多くの太陽光発電（PV）の設置者つまり所長と話をすると，ふとPVが人を通して自らを語らせているような錯覚をすることがある。いとおしい孫や愛玩動物と心通わせているようにPVとも通じ，まさにPVの“体調”や“気持ち”を表わしているようだ。このように所長たちが心優しくなるのは，PVが持つ環境への慈しみを反映させたいと望むからである。市民自身が所長になったことが，PVに「言葉」を持たせるきっかけになり，逆に失って久しい自前のグリーンなエネルギーを市民の手に取り戻してくれている。