化学物質対策をめぐる国内外の現状と今後の動向: 欧州，米国，その他（中国等）のスタンス，日本の動向

摘要

化学物質規制は国際的に大きな変動の中にある。日本においても国際的な動きとの調和を図りつつ，2020年までにすべての化学物質のリスクを評価し，リスクの程度に応じた管理の実現をめざすべきという考え方に基づき，法改正が行われた。今後は，関係省庁と連携しながら，スクリーニング評価・リスク評価のための技術的な手法，2020年目標に向けてのリスク評価・管理のロードマップの策定等，必要な検討を進めていく予定である。