河川砂防技術基準調査編に期待すること

摘要

昭和33年の河川砂防技術基準制定以来、河川技術に関わる新たな問題の発生や新しい法律、制度等の制定に伴い、技術基準に調査方法を位置づける必要が生じたことから、これまで昭和51年、52年、61年、平成9年に調査編の改定がなされた。しかし、平成9年の河川砂防技術基準調査編の改定以来15年間で、我が国の社会?経済状況が大きく変化し、河川技術政策に求められる環境が変化した。