「未来へ紡ぐ'OUR(あわ)の水'管理条例」について一次代を見据えた新たな水管理の推進—

摘要

近年、地球温暖化に伴う気候変動等により、雨の降り 方が、局地化•頻発化•激甚化といった新たな局面に入 り、全国各地で記録的な豪雨が相次いで発生している。本県においても、平成16年の「台風23号」により、吉 野川流域で3千戸を超える家屋浸水に見舞われたことを はじめ、県南部を走る那賀川流域でも、平成26、 27年と 2年連続で甚大な浸水被害を経験している。一方、無降 水日数が増加するなど、気候の二極化が一層進むと予測 されており、今後、更なる深刻な渴水発生のリスクが高 まってきている。