水辺空間を活用した新たなスポーツ•レクリェーションの拠点づくり: 千代田地区かわまちづくり

摘要

福山市は、瀬戸内海の中央、広島県東部に位置する人口約47万人、面積518㎞²の中核市です。市の中心部を流れる芦田川は、流路延長86㎞、流域面積860㎞²の備後地方を代表する一級河川です。古代の福山は、現在の市の中心部のほとんどが海の中にあり、内陸まで海岸線が深く入り組んだ様子から「穴の海」と呼ばれていました。芦田川はこの「穴の海」に上流から大量の土砂を運び、広大な神辺平野を形成。弥生時代に入ると流域には多くの人々が住みつくようになり、「穴の海」は「穴国」と呼ばれるようになり、国づくりが進められました。