遠賀川水系遠賀川中間堰完成式典

摘要

遠賀川は、福岡県北部に位置し、日本の近代化を支えた石炭産業の輸送路として活用されるなど、古くから人々の生活、文化に深い結びつきを持っています。国直轄による河川改修の歴史は古く、明治39年に石炭産業の発展を目的に第1期改修工事を開始、大正8年には完了しましたが、昭和に入り石炭の採掘量が急激に増加したことを踏まえ、終戦直後の昭和20年には、国土復興の観点から、第2期改修工事を開始しました。その後、着実に治水対策は進めていましたが、度重なる浸水被害を踏まえ、遠賀川下流部の治水上の阻害となっている中間堰について、平成21年度に特定構造物改築事業として改築に着手しました。その後、平成31年3月に完成したことを踏まえ、完成式典を行いましたので報告します。