第15回秩父鉄道「120年の歴史を支えた転用の美学」

摘要

秩父鉄道は、羽生駅(羽生市)から三峰口駅(秩父市)まで埼玉県を東西に横断する71.7kmの秩父本線および貨物専用線である三ヶ尻線3.8kmの運行を行っている。地方民鉄として屈指の歴史を誇り、東京に一番近いSL列車が走る路線としても人気が高い。本稿では路線の歴史と多彩な魅力および輸送を支える鉄道施設の維持管理ならびに利用促進の取り組みについて紹介する。